起業初期の絶対的行動量って必要なの?


世界観プロモーション飯沼暢子です。「起業初期は絶対的に行動量が必要。スピード命!」
これって本当でしょうか?

鶴がヒマラヤを越える

たった数日間だけの上昇気流を捉えて

巻きあがり巻きあがりして

九千メートルに近い峨峨(がが)たるヒマラヤ山系を越える…
(茨木のり子さんの詩)

 

アネハヅル脅威のヒマラヤ越えをご存知でしょうか?
世界最小のツルが数百から千羽のV字編隊を作り、呼吸も困難なはずの8000m級の高山を越えていく。世界最小のツルのお話しです。起業家の友人から初めて聞いたときには感動しました。

シベリアやチベットの草原で繁殖し、秋、越冬地のインドへと渡る。上空の気温は氷点下30度、酸素濃度は地上の3分の1という過酷な環境での決死の大飛行を毎年数万羽のアネハヅルが行っています。

「なぜあえてそんな苦しい道を?」と思うかもしれませんが、一説によると、
8000mのヒマラヤを越えずに山の周りをぐるりと迂回すると、長い距離を一定の力で飛び続けるために、逆に体力が尽きてしまうそうで、

高山を超える道を選ぶと上昇気流を捉えることができ、下りの空の道では羽を広げたまま下降していけるそうです。

ヒマラヤ山脈を越えたアネハヅルには、インドの肥沃な大地が迎えてくれています。

つまり!本当に大きな山を越えたければ、行動量やスピードが大切というよりは、
「高い山を越える」ことを決めて、

やみくもな行動量ではなく、知恵を使って羽ばたき、上昇気流を捉えることを目標にすること。
そして登りきったら気流に乗って休める状況を作ること。
そちらの方が大切なんです。

さらにいうと、私たちは人間ですから、
必ずしも高山超えを目指さなくても、
鈍行の山岳列車でゆるゆると景色を楽しみ、途中下車して山小屋に泊まったりしながら、
ゆっくりと肥沃な大地を目指してもいいのです。

そんなことを、昨日の臨床心理士ラブリーゆうさんとの面談で思い出しました。

わたしのコンサル生は、いい意味でマイペース(頑固や信念があるとも言う)な人が多く、
みんな肥沃な目的地を目指すことは決めているし、そこへ向かうことへの想いも強いけれど、
自分が納得できる旅の仕方で、納得しながら旅をしたいみたいです。

アネハヅルみたいに爆飛行から始めるメンバーもいれば、
ゆうさんみたいに山岳列車に乗って、景色をゆっくり楽しんでいるメンバーもいます。
一気にグローアップしたいときには時にはセスナに投資してもいいのでは。

大切なのは、経営者として、人として自分がそれでいいと納得していること。

なぜ、その手段を取りたいのか?その手段は自分に合っているのか、
そして、その手段で目的地にたどり着くことができるのか。
あなたを待っている人たちにとって手遅れになるほどではないのか。

旅を心から楽しめるのか、
次の旅も乗り越える力を得ることができるのか。

わたしは起業コンサルとして、
「起業して軌道に乗せるには3年かかる」が通説なところを、6ヶ月で軌道に乗せる。

つまり、6ヶ月で1つ目のヒマラヤの山を超える方法としてカリキュラム化して伝えているけれど、
その方法をそのまま実践するのか、その方法の本質を捉えつつ自分のペースとの折り合いをつけるのか

旅のルートを見極めることも経営力なので、選択してもらえればOKだと思っています。

あなたは本当に登りたい高い山を越えようとしていますか?
それは肥沃な大地へつながっていますか?
そして今とっているルートは、本当にあなたにとって合っていますか?

方法論に違和感を感じたら、一度見直してみてはいかがでしょうか?