完璧主義で行動できない人への処方箋


世界観プロモーション飯沼暢子です。「やりたいことで資格をとった。仕事にしたいのに、なぜかいつまで経っても行動できないのです」。こんなお悩みは、とても多いです。たいていの場合、それはあなたの中の『完璧主義』が猛威をふるっています。それではどうすれば、行動できるのでしょうか?その方法をお伝えします。

 

完璧主義で苦しむ人とその原因

 大人になってから完璧主義に苦しむ人は、たいていが、両親との関係性に問題があると言われています。そのままの自分を愛された感覚がない。親が「◯◯大学に行きなさい」とか、「一流企業に勤めなさい」など、権威主義を押し付けてきた場合や、

「◯◯ちゃんのようになりなさい」とか、「◯◯で一番になれないなんてあなたはダメだ」など、他者と比較されてきた場合に特に顕著に表れるようです。

 

子供のころの自分にとって、神様のような存在だった親にそのままの自分を愛されなかった→大人になるにつれ自分に完璧を求めていた親も完璧でないと気づく→幻滅が憎しみに変わる→誰かを攻撃したくなる。

このように形成された憎しみからの攻撃が、たいていの場合、パートナーなどの身近な他者や、部下など自分より弱い存在、そして自分に向いていきます。

 

だけれど完璧主義で苦しむ人はもともとがやさしいので、自分や他者を攻撃する自分に自己嫌悪を感じて、どんどん苦しくなってしまうのです。

 

完璧主義の人の考え方のくせ

完璧主義の人には、今と、理想の未来という2つの点だけが際立って見えています。例えば、「起業家として活躍してクライアントが30名いる自分が理想なのに、今は何もできていないからダメだ」「理想の状態にある◯◯さんは素晴らしくて今の私はダメだ」というように。

 

そして、「ダメな自分がSNSで発信しても愛される訳がない」「ダメな自分が講座を開いても人が来てくれる訳がない。」と、思い込み、行動できないので、結局理想の自分に近づくことができないのです。理想の姿以外に存在価値はないと思っているのにそうなれない。すごい矛盾が生まれていますよね。だから苦しいのです。

 

苦しい完璧主義から脱出するには

 まず、不自然な2点でできた時間と空間の感覚から、自然な線でできた時間と空間の感覚に視点を切り替えてください。今と理想しか見ないのは、目の前に置いた花の種に、いきなり「今すぐ咲け!」と強要しているようなもの。不自然ですよね。

 

種が目の前にあれば、まずは日当たりのいい土地を探して、土の栄養状態を見て、外に出ないように穴をほって埋めます。そして毎日、水をあげたり話しかけたりして大切に育てますよね。そして、双葉が出たら、とても可愛くて、うれしい、若くて細い茎がぐんぐん葉を広げながら伸びる姿も見ていて楽しいのではないでしょうか。

 

人間も自然の一部なので、本来植物が育つような、自然な時間とリズムでしか変化をしません。種を自然に育てるように、あなたのお子さんや、妹弟、ペット、後輩や部下など未熟で可愛いと思う存在を大切に育てるように、誰より自分を一番やさしい視点で見て、大切に育ててその成長(プロセス)を一緒に歩いてあげてください。

 

理想の状態でない今のダメな自分を我慢するのではなく、一歩一歩成長していく自分を見守る時間の進め方におおらかでいられる自分であるということ。これが「本来自分は欠けておらず、そのままで完璧だ」と信じることのできる本当の「完璧主義」だと思います。

 

ちなみにこれも、すぐにできなくていいのです。ただ、今と理想だけを見る不自然な幻想の視点から、目を覚まして、周囲の自然を見渡し調和しようとする現実の視点に切り替えてみてくださいね。

 

自然と行動するには

 前提の視点が、ダメな今と理想未来の2点から、自分の自然な成長を見守る線に変わったら。自然と「やりたいこと」が見えてくるのではないでしょうか。

やりたいことが見えづらければ、過去歩んできた道を振り返ってみてください。毎日誰かのために、何かを考え、何かをしてきましたよね。なぜ、何をどのようにしてきたのでしょうか?それを書き出してみてください。

その歩んできた道に、これからあなたが専門家として手渡すことのできる、リアルなヒントが隠されています。幻想ではないリアルなことが。

そのヒントを、「過去の自分と同じように苦しんでいる人、叶えたいことがあるのにやり方がわからない人たちに、手渡していきたい。」

その気持ちが自然と湧いてくれば、「では何を行動すれば伝えられるのか?」その答えが見えてくると思います。