苦しみや憎しみを慈愛にかえて生きるということ 『天から見れば』甲木美奈子さん主宰自主上映会

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世界観プロモーション飯沼暢子です。
サロン激戦区の福岡で10年以上のファンを持つ甲木(かつき)美奈子さん。何か人の心をとらえる魅力をお持ちです。
ふだんは自分のことを多くは語らない美奈子さんですが、実はその人生には、「本や映画の話ではないか」と
驚くような、心を揺さぶられ、美奈子さんの慈愛の心の基盤となった人生の物語があります。

「美奈子さんの起業を通して伝えたい真の想いを知りたい」
その気持ちから、美奈子さんにお誘いを受けて、
彼女の提供する経絡トリートメント体験と、
自主上映をされている映画『天から見れば』の上映会に参加させていただきました。

 

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経絡トリートメントは、身体を温めながら、身体のエネルギーが滞っているところの
バランスをとりながら、オイルでトリートメントをしていきます。

声がけひとつ、タオルの使い方ひとつ、身体の触り方ひとつから、
美奈子さんの、人という存在との一期一会を大切にする気持ちと、
命に対する慈しみの心が伝わってくるようで、
終わったときにこんなに温かな気持ちになった
トリートメントは初めてだったように思います。

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そして、『天から見れば』の上映会。

 

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この映画は、わんぱくざかりの小学三年生の春休みに、
製材業を営む父を手伝っている時、機械のベルトに巻き込まれて両腕を失ってしまった
日本画家南正文さんの人生を描いた物語です。

映画を見始めてまず心を奪われるのが、
南正文さんの描く、桜や朝顔の花の画です。

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透明感があり神々しく、どこまでも優しい画は、お寺などに飾られ、
画の前に立つ人たちは涙を流すといいます。

この人々に愛された画家が幼い頃に
浴びた言葉はあまりにも残酷でした。

事故後、これまで遊んでいた友達にも、「手無し」「気持ち悪い」と逃げられ、
通りすがりの親子からは「悪いことをするとああなるんだよ」
などと罵られる生活。
明るかった正文少年は、絶望し、中学生の頃には自ら命を絶とうとまでします。

そして、人生を変える出会いがあった14歳のとき。

両親と共に京都の大石順教尼を訪ねました。
日本のヘレン・ケラーと呼ばれる大石順教尼もまた、十七歳の時、養父が一家五人を斬殺するという
「堀江六人斬り事件」の巻き添えとなり両腕を失っていました。

美しく、舞の才能をもっていた少女時代の順教尼であるよねは、
両腕を舞の師匠でもある義父に切り落とされてもなお、警察からの
「父を憎んでいるか」との質問にも、
「お父さんの罪が軽くなるために、どこへでも行き何とでも話します」と答えたのでした。

その後のよねは、生活のために、
両腕のない見世物芸人として旅をし、心がすさむ時期もありましたが、
口でひなに餌をやるカナリアの美しさに感銘をうけ、
「私には自由に歩ける足があり、口がある」と口で絵を描く画家となり、
その後出家します。

そして、生き方に悩む人たちが自分の才能を見つけ、生きて行くための
修行をする場をつくり、そこへ最後の弟子として、14歳の南正文さんが
訪れたのでした。

うつむき、お母さんに連れられてやってきた中学生の南正文さんに
大石順教尼は弟子にするための、条件を3つ言い渡します。
その条件とは、少年にとって、とても過酷なものでした…。

大石順教尼が正文少年に出した3つの条件とは?

そして少年が人の心を打つ画を描く
日本画家となるまでの、「禍福一如」(かふくいちにょ)
ーわざわいと幸福は表裏一体であるーを会得するまでの人生とは。

 

この映画は、観る人、観る時期によって
響くところが変わる映画です。

見終わったときには、「本当に南さんが大人になるまで生きていてくれてよかった」という感情で胸がいっぱいでした。「生きていてくれてありがとう」とただ。

それは、偉大な人となったから、などではなく、ただ、生きてくれて、やさしい気持ちで仕事をできるようになってという感謝の感情。

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今のわたしが受け取ったメッセージは、
人いちばいの苦しみ、悲しみを経験した人は
世界のやさしさに人いちばい気づくことができる人、
人生の先生だということ、敬う気持ちです。

一生を通じて心の中にとどめておきたい映画となりました。

 

さて、感動のあまり少し映画について多くを
語りすぎたかもしれません。

映画上映のあと、
甲木美奈子さんご自身がなぜこの映画を広めようと思ったのか、
ご自分の経験の何と重なる部分があったのかのお話がありました。

不思議なくらいに重なる、映画とのメッセージ、
人を赦すということの意味。
憎しみや悲しみまでも、愛や慈しみに変えて生きることの意味。

お母さん、お父さん母性父性といった存在は、
血のつながりだけでなく、
人生の必要なときに何度でも現れ、生きようとする人を
笑顔で見守り、救ってくれることがあるのだと感じました。

美奈子さん自身の人生の物語は、
これから、
ご自身の言葉、文章で語られていくことに価値があると
思いますので、わたしから詳しくはお伝えしないことに
いたしますね。

映画『天から見れば』の上映会や、
甲木美奈子さんご自身のご経験を聞く講演会は、
今後東京でも機会があると思いますので、

何か響くところがあった方は
コンタクトをとっていただけるとよいかと思います。

 

*甲木美奈子さんブログ
http://ameblo.jp/lalala-ravi/

*『天から観れば』公式ホームページ
http://tenkaramireba.com/